育メンパパ”とう”の家族日記【心の声】

3人の子どもを持った育メンパパ”とう”の家族日記です【心の声】を書きます

~長女vs僕~育メンパパ”とう”の育児日記 part25

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

先月の出来事。

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

長女4歳の話。4歳になるのでもうある程度のことはできる。着替えや片付け何でもできる。ただ彼女にはある特徴がある。泣き始めたらだれにも止められない。声の大きさはヤンキーの原付。泣く時間はお米を炊く時間を遙かにしのぐ。嫌気がさし誰かが怒ろうものなら、不良の原付はさらに改造を加え走り屋のスポーツカーへの革新を遂げ、お米が炊く時間程度で泣き止んでいたものが、保温をしてまわりがカピカピになるまでの時間へと化けるのだ。とてつもない声の大きさと長さ。これは0歳の時から変わらない。生まれつき持ったものとしか言いようがない。普段はあまり泣く方ではないのだが、泣きだすと止まらない。その時が来ればとにもかくにも泣く。泣く。泣くのだ。

以前は昼寝の後などは例外なく泣いていたが、寝起きがわるいからだろう。そんな時は時が過ぎるのを待つ。それがいい。本人も時がたてばすっきりした顔になる。それでいい。そんな時はスッキリするまで泣くがいい。

問題は何か悪いことをしたりこちらの言う事を聞きたくなくて泣く時だ。先日、僕はお風呂に入ろうと優しく問いかけた。最初の反応は、嫌だなという顔のみだった。しかし次第に彼女は不良に変身し、原付を乗り回し轟音を響かせ始めた。ひさしぶりだ。先に述べたようにこうなったらガス欠を待つのみ。しかしこの度の僕は違った。本当の意味で何故泣いているのかを突き止める。彼女の心を知るのだと決意した。

なぜか。僕は普段の子育てについて悩んでいた。自粛自粛で家で過ごす時間が増え、子どもたちは怒られる回数が増えていることだろう。そんな中どうしたら気持ちよく家で過ごすことが出来るか。そんなことを考えるうちに、僕は全く子どもの気持ちが分かっていないことに気が付いたのだ。僕自身の仕事でいっても何もわかっていないやつから指図されると全くいう事を聞かない。聞く気はない。それと同じではないか!

だから今回はあきらめないと決めた。分かるまでとことんつきやってやる。しかし、爆音を響かせている走り屋の彼女には僕の問いかけは全く届かない。しかし今日は分かるまで付き合うのだ。僕は彼女の前に腰を据えた。僕は風呂に入る前なので生まれたままの姿。彼女は上半身のみが生まれたままの姿。裸の付き合い。

ここからは半裸の4歳vs全裸の37歳。つやつやの黒髪vs坊主。98㎝ vs 181cm。タイマン勝負だ。序盤は、一進一退の攻防。彼女の声にならない泣き声きぇーーーいというストレートパンチ。僕の方はというと、なにが嫌でどうして泣いているか僕に話してごらん、僕が解決するよ、とジャブを打ち続けた。どちらもまだまだスタミナは残っている。5ラウンドが終わっても状況に変化はない。坊主&全裸のおっさんは分かっていた。我慢できなくなった方が負ける。これまでいつも僕は負けていた。泣き叫ぶ彼女を見てこれはだめだとあきらめ無視を決め込み嵐が過ぎるのをただただ待つというファイトスタイル。今考えてみるとそれは僕の完敗だ。僕はただリングからおりてロッカールームに帰っていただけ。これまでぼくは戦うことなくして負けていたのだ。不戦敗。彼女からするとなんだもうあきらめやがったかと今回も勝ったなと、嘲笑いながらリングを後にしていたことだろう。今回の僕は違う。”僕は泣き止むまでいつまでも待つ”という昭和のドラマさながらのワンシーンを彷彿とさせるような一言を彼女に告げ、裸の付き合いを再開させる。しかし僕の執拗な攻撃にもにもめげず、彼女はさらに轟音を響かせている。寒い。肌寒い。坊主&全裸には寒さが堪えた。

両者が戦いを初めて45分後、ついに相手のスタミナが切れ始めた。これが最後のチャンスだと僕は攻撃を強めた。僕は君が泣き止むまでいつまでも待つよ。僕になにが嫌なのか話してごらん。ひっくひっくと声を立てながら彼女は僕の目を見て泣き止んだ。勝ったのだ。僕は長い闘いに勝利し、ほっとした。そして、リングの上戦った僕たちはお互いを労った。僕はこどもにとっていい教えが出来た、そしてこれが彼女にも僕にとっても成長になるのだと感慨深く彼女を抱きしめた。

そして僕の再三にわたる問いかけ、なにが嫌でどうして泣いているか話してごらん。その質問の答えを彼女は最後にこう残してくれたのだ。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れた

 

   

 

 

今日の写真は、

長女こっこ4歳♀️、次女ひっこ2歳♀️

【石だけで遊べるやつらは天才なんじゃないのか】


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