育メンパパ”とう”の家族日記【心の声】

3人の子どもを持った育メンパパ”とう”の家族日記です【心の声】を書きます

~悪魔の2歳児と僕~育メンパパ”とう”の育児日記 part38

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。


はみがきの話。


僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

 

 

寝る前に歯磨きをする。0歳の長男はまだ歯がないのでできないが、4歳の長女と2歳の次女は寝る前に僕が歯磨き担当として責任を全うする。長女は世間でよく聞く”天使の4歳児”。彼女はオレンジの歯ブラシを持ち、天使のような白い歯を自ら綺麗に磨き上げる。担当の僕の仕事は仕上げをしてあげるのみでいい。いつのまにこんなに手がかからなくなったんだろう。まさに天使。天子。天師。

問題は”悪魔の2歳児”次女だ。とにかく歯磨きをしない。させない。持ち込ませない。歯ブラシを持たせてもピッチャー次女が登場し、10秒後にはおもちゃ箱にズバッ。もう一度歯ブラシを持たせてもピッチャー次女が再登板し、渾身のストレートを僕のお腹にスバッ。仕方ないので僕が自ら歯ブラシを持ち、次女を座らせて磨こうと試みても、口が開かない。歯ブラシを無理やり突っ込んでも、開かない。ポテチの袋のごとく両手をで上下に開けようとしても、開かない。開かない。全く開かない。こんだけ開かない時は、最終手段に出ることにしている。ただただ、くすぐる。こうすればどんなこどもの口でも開くことができるという論文は既に書ける。余裕。超余裕。ただ一応言っておくけども、口は確実に開くが笑いすぎて歯磨きが全く出来ないのは言うまでもなく、おすすめはいたしません。しかし悪魔の2歳児とはよく言ったものだ。歯磨きに30分の時間を使う悪魔。僕の時間を使わせる天才。次女の歯磨きは精神的にも肉体的にも非常にきついのだ。疲れがたまってしんどい時にはその行為自体をあきらめる日もある。

とある夜、その日もそんな悪魔との戦いを予想し、そろそろかと戦闘態勢を整えていた。そんな時、彼女はこう言った。

 

 

次女”ひっこ”「はみゅらき たよ」

 

 

ん?ナント??

 次女「はみゅらき たよ」

 

僕は理解した。「歯磨きしたよ」と言ったのだ。びっくり。驚愕。愕然。お母さんと歯磨きしたの?と聞くと、

 

 

次女「おかあたん かみゅらき た」

 

 

なるほど。「お母さんと歯磨きした」のだね。素晴らしい。一つ僕の手間を引き受けてくれたお母さんも素晴らしい。そして僕はチャンス!とばかりに、お母さんが次女の歯磨きを担当するという素晴らしい習慣を記憶に植え付けるべく、次の日もそのまた次の日もお母さんと歯磨きをさせるべく、下心をどっぷりと持ちながら次女を褒めちぎった。

 

えらい。よくやった。完璧だ。お母さんと磨いたからいつもより歯がぴかぴかだ。お母さんと磨いたから歯がとてつもなくつるつるだ。歯が真白い。お母さんと磨いたから白く光り輝いている。ありえない白さの歯だ。2歳でここまでできる子はいない。歯磨きの天才。歯磨きの秀才。お母さんと歯磨きが出来るとはすでに大人なのか。歯磨き万歳。お母さんと歯が磨けることにばんさーい。歯磨きのプロフェッショナル。歯磨き界のエース。お母さんと磨いたからもう僕から何も教えることはない。将来は歯医者さんになれる。歯科衛生士にもなれる。君は小さな巨人だ。心がきれいだから歯磨きもうまい。歯を磨く右手がすごい。お母さんに仕上げをしてもらったように歩ているアリさんに歯磨きを教えてあげたらどうか。お母さんとひっこのNEW歯ブラシを買ってさらに精進しようではないか。とにもかくにもお母さんと一緒に歯磨きをしたらエクセレント。

 

思いつく限りの誉め言葉を使い、【お母さんと歯を磨くということは褒められることなのである】という記憶を刷り込んだ。彼女は僕にありえないくらい褒められ、照れ臭そうに僕に抱き着いてきて笑っている。あらあらかわいいですね。そんな僕と次女を見て彼女のお母さんは言った。

 

 

 

 

「まだ歯磨きしてないよ うそついちゃだめ」

 

 

 

・・・

ぼくのいろんな感情はどこにぶつけたらいいのでしょうか?

 

 

 

 


今日の写真は、
長女”こっこ”4歳♀、次女”ひっこ”2歳♀
【ぷくっとしている手が好きです】


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