育メンパパ”とう”の家族日記【心の声】

3人の子どもを持った育メンパパ”とう”の家族日記です【心の声】を書きます

~きょろっけ~育メンパパ”とう”の育児日記 part31

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

 先日夜の出来事。

 

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

 

 

 

娘たちはよく食べる。本当によく食べる。食べることがとても好きだ。長女・次女はもちろんのこと0歳の長男もぷくぷく太ってきて将来有望だ。とにかくよく食べるので安心な反面、親としては少し気を遣っている。ほっておいたら無尽蔵の内臓であるだけ食べて太ることは間違いない。だから僕たちは考えた。食事はある程度ですませ、最後にデザートを差し上げることで気を散らすのだ。毎食の習慣にしている。

その日の夕食も同じようにある程度の食事量で済ます予定だった。しかし2歳の次女”ひっこ”は、夕食を食べている途中にも拘らず、僕の皿を指さし「ちょーらい」(ちょーだい)と言い続ける。だめだよ、まだあるでしょというと「ちょーらい」(ちょーだい)「ちょーらい」(ちょーだい)を連呼させた。僕はあげたい気持ちはやまやまだったのが、心を鬼にして、彼女の体を気遣い、あげないこととした。しかし、彼女はいやいや期真っ最中。「ちょーらい」(ちょーだい)の連呼の後、激しく泣き始めた。彼女が狙うのは僕のコロッケである。

 

僕「だめだよ ごはん終わったらデザートも食べるんでしょ」

次女「きょろっけ ちょーらい」(ころっけちょーだい)

僕「後からデザートあげるから」

次女「きょろっけ ちょーらい ちょーらい」(ころっけちょーだいちょーらい)

僕「・・・・」(無視)

次女「ちょーらい ちょーらい たべるー」(ちょーだいちょーらいたべるー)

次女「ぎゃーーーー」

といった具合で、話は全く前進しなかった。

 

僕は考えた。そんなにコロッケが欲しいのならば、コロッケをあげる代わりにデザートをあげないという方向に持っていけるのではないか。そして会話を続けた。

 

僕「コロッケ食べるんだね?」

次女「うん」

※彼女は2歳になりたて。宇宙語から脱却したばかりだがこちらの話はおおよそ理解している。

僕「コロッケをあげよう。でもデザートは無し。いいね?」

次女「きょろっけたべる」

 

僕は念を押した。

僕「今日のデザートはコロッケだ。いいね?」

次女「きょろっけ」

 

というデザートをコロッケをする約束を取り付け、僕は2つの皿を取り出した。一つは長女用・もう一方は次女用のデザート皿だ。長女の方はいつもと同じように、クッキーとポン菓子、次女の方には当然の如く、約束通り、4分の一に切ったコロッケのかけらを入れた。まずは長女の前にクッキーとポン菓子の入った皿を置いた。

長女「おいしそう ありがとう」

次女はそれを見ながら、「おいちそうねー」と言っている。

 

そして、4分の一サイズのコロッケが入った皿を次女の前に置いて差し上げた。

 

 

 

次女は何もしゃべらない。時が止まっている。

 

「・・・・・」(8秒)

 

8秒間の沈黙の後、彼女はもう一度長女の皿を確認した。自分の皿にはコロッケのかけらのみ、長女の皿にはクッキーとポン菓子。おかしな顔になってきた。泣くのでも笑うのでも真顔でもない。おかしな顔だ。口はカタカナのム、目はなぜかつりあがり、鼻の穴が広がっている。時間がたつにつれ、おかしな顔に磨きがかかってきた。

 

次女「で、でざーとがぁたべたいぃ」(涙)

僕「でもさっきコロッケがデザートって言ったでしょ?」

次女「で、でざーとが ひっく ヒック たべぇたいぃ」(涙)(涙)

 

かわいい。なんてかわいいんだ。2歳の彼女は全貌は理解できていない。しかし、目の前にコロッケのかけらしかないこと、対して長女の皿には自分のそれには入っていないおいしそうなデザートがあること、デザートはコロッケでいいと了承してしまったこと、などを頭の中を巡らせているに違いない。小さな頭の中でいろんなことを考えた結果、おかしな顔になり、我慢ならず涙を流しているのだ。子どもたちはこんないろんな経験をし、それぞれの頭で考えて成長していくのだろう。その可愛さと純粋さがたまらなくいとおしい。抱きしめたくなったが、僕は会話を続けた。

 

僕「”ひっこ”デザートが食べたいんだね」

次女「うん ヒック」

 

可愛く不憫に感じた僕は長女と同じデザートを入れてあげようと皿を持ち上げようとした。その瞬間、 泣いているのにも拘らず、素早い動きでコロッケを鷲掴みにし自分の口に放り入れた。お皿にはコロッケの衣のみが散らかっていた。

 

 

結局コロッケをたべ、更にはデザートまで手に入れた。

彼女は欲しかったものをすべて手にいれたのだ。

 

 

 

 

 

いやー勝てねー

 

 

 

   

 

 

 

今日の写真は、

長女”こっこ”4歳♀、次女”ひっこ”2歳♀

【なんかほっこりしちゃいます】

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~枕投げ~育メンパパ”とう”の育児日記 part30

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

 先日夜の出来事。

 

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

 

うちの就寝時間は夜の9時半ごろ。9時になると寝る準備を始める。週末の夜は僕も疲れてしまいはやく布団に寝たい。なので子どもたちのはみがきやトイレを早めに済ませ、寝る準備をそそくさと進めていく。

 

だが、コロナで保育園に行かせていないこともあり9時でも彼女たちはフルパワーだ。長女は僕のビールで膨れ上がったパンパンのお腹の上で、ウサギが出たぞーと訳の分からない小動物のマネを始め、ぴょんぴょん跳ね上がり始めた。次女にかんしては、うさぎのごはんであるおもちゃの人参僕の口にを突っ込み食べさせ始めた。痛い。単純に痛い。彼女たち2人は片方の唇のみを上にあげニヒルな笑いを浮かべている。たまらずうつぶせになるとぼくの1cmにも満たない髪を引っ張り上げ、おきておきてと激しい叱咤を受ける。勘弁してくれといいながら、仕方なく起き上がるとその日彼女たちはこぞって枕投げがしたいといってきた。

 

重たい体を持ち上げて、大魔神のごとく立ち上がった。娘2人は歓喜の雄たけびを上げている。お父さんが枕を投げても立ったままでいれたら勝ち。というどこの家庭にもはびこっているであろう謎ルールを作り、さあ枕投げのスタートだ。

 

ふと、昔を思い出した。いつか旅館に家族で泊まった時、僕・兄・父・母の4人で本気枕投げをしたことがある。それは37歳の今になっても心から楽しかった記憶として残り、色褪せていない。疲れは消えた。不思議なものだ。気持ちが上がると体も元気になる。まずは心が重要なのだ。よし、あの時の僕のお父さんのように本気でやってやろう。本気でやってくれたから今も楽しい記憶として焼き付いているのだ。

 

本気の枕投げ。そう決めて3個の枕をもった。2つはふわふわの軽いものだが、最後の1つはスーパーで買ったばかりの味噌のような重量をもつ昔から使用している兵器だ。なぜかこの枕だけかなりの重たさ。味噌。味噌。まるで味噌。

 

そうして、枕投げは始まった。彼女たちをこけても問題ないよう布団の上に立たせる。本気でやるからと伝えると、彼女たちは楽しさと怖さでキャーキャー!騒いでいる。よし、やってやるぞ。

 

まずは1つ目。軽い方の枕を長女に投げつけた。彼女はげへっと言いながらびくともしない。むう。2つ目も軽い方の枕。本気で投げつけた。げへ。やっぱり効かない。もうすぐ5歳の長女、大きくなったものだな。しかし、僕には最終兵器がある。味噌だ。どしっとした味噌のような重量感のある枕を持ち、振りかぶる。左足を目一杯上げ、長女のお腹めがけてばすーーーん。バタッ。倒した。

 

僕は彼女を倒しみんなで笑った。いやー枕投げ・・・やっぱり楽しい。年齢・性別・体のサイズ関係なく、皆で笑えるゲームはなんでしょう??という多数の曖昧な答えが予想されるなぞなぞがもしあったならば、枕投げだ!と即答できるようになった。僕はなんだか達成感のようなものを感じながら眠りにつくべく、ゴロゴロし始めた時、後ろからすたすたという音。

ねーねーもう一回。

 

まーそうだよな。一回では終わるわけないよな。と思い、再度立ち上がった。しかし、彼女たちの力はこちらの予想をはるかに上回った。もう一回、もう一回、あと一回、最後の一回、もう一回最後の一回、、、、合計15回の本気枕投げを終えた僕は、次の日激しい筋肉痛に見舞われた。

肩こりがひどく、長女と次女に肩をたたいていただいた。うん。本気で遊んであげて、その疲れを娘に癒してもらう。粋な計らいじゃないか。そして彼女たちは言った。

 

 

 

 

 

もう一回しよ

 

 

 

 

 

 

もう、からだはぼろぼろです

 

 

  

 

 

 

 

今日の写真は、

長女”こっこ”4歳♀、次女”ひっこ”2歳♀

【夕方ってセンチメンタルになりますね】

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~朝、家を出るまで~育メンパパ”とう”の育児日記 part29

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

 

今日の朝。

 

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

 

僕は7時半に家を出る。6時半に起床し、毎朝シャワーをし、朝ご飯を食べて仕事に行く。これが毎日の僕のルーティーン。それは子どもが家族の一員になる前も同じだった。こどもが出来て変わったことと言えば、お見送りの人数が増えたことだ。

子どもたちも同じ時間に起きて一緒に食卓を囲む。大体は僕が先に食事を済ませ、仕事に行くと言って家を出る。今日もいつも通り、娘2人がまだ食事中の中、僕は言った。じゃあ行ってくるね。そこから、壮大な愛を持った僕への見送りが始まる。

 

僕「いってくるね」

長女「えーやだ」 次女「あだ」(やだ)

僕「仕事だからしょうがないんだよ」

 

2人とも座っていた椅子をおりてそばにやってくる

長女「じゃあぎゅーして」 次女「ぎゅーちて」(ぎゅーして)

2人の体をぎゅー

長女「次はよしよしして」 次女「ちて」(して)

2人の頭よしよし

長女「タッチして」 次女「ちて」(して)

2人に手を出しタッチ

長女「ちゅーして」 次女「ちて」(して)

2人のおでこにちゅ

長女「もう一回して」 次女「ちて」(して)

 2人の体をぎゅー

 2人の頭よしよし

 2人に手を出しタッチ

 2人のおでこにちゅ

 

 

ようやく玄関へ

長女「お父さんもう一回やって」 次女「ちて」(して)

 2人の体をぎゅー

 2人の頭よしよし

 2人に手を出しタッチ

 2人のおでこにちゅ

 

 

僕「じゃあいってくるね」

 

長女、玄関に座る 次女も隣に座る

長女「いくの?」

僕「うんお仕事にいくよ」

長女「がんばってね」

 

次女が足元にまとわりつく

僕「じゃあいってきます」

長女「もう一回タッチ」 次女「あっち」(たっち)

 2人に手を出しタッチ

僕は後ろを振り返り、ドアを開ける

何故か長女が後ろから僕のくるぶしを蹴ってくる

次女も僕のくるぶしを蹴る

何が面白いか分からないが2人は爆笑

 

僕「んじゃいってきます」

長女「タッチタッチ」 次女「あっちあっち」(たっちたっち)

ドアから手だけを家に残しつつ2人にタッチ

 

外に出る

鍵をまわす

家から声が聞こえる

長女「おとうさーん」次女「とーたーん」

僕「なに?」

長女「ちょっときて」

鍵をもう一度開ける

僕「どした?」

長女「ちょっときて」

また玄関に入る

再度2人からくるぶしを蹴られる

2人は再度爆笑。

よし、出発。。

 

 

 

 

 

 

 

はい、ながい

 

 

 

 

 

 

今日の写真は、

長女”こっこ”4歳♀、次女”ひっこ”2歳♀

【家で自粛してても外を感じる方法】

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~ドクター~育メンパパ”とう”の育児日記 part28

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

 

お風呂での出来事。

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

 

僕は仕事を終え、原付で家に帰る。帰ってすることは決まっていて、まずなによりも先にお風呂に入る。出張の日以外は必ず僕が長女と次女は入れることになっている。玄関のピンポンを押してドアを開けてもらうと玄関から風呂場へ直行するのが僕の日常だ。なぜか?お風呂は後になればなるほど面倒になる。僕は先にお風呂を済ませ、ビールを飲みながらゆっくりする時間が欲しいのだ。そして昨今のコロナ。ちっちゃいこどもが三人もいる家にウィルスを持ち込むわけにはいかない。玄関で靴とともに、スーツを脱ぎすてそのままお風呂場へ行く。僕の早くゆっくりしたいというエゴとウィルスを持ち込むベカラズというコロナ対策は完璧にマッチしている。その日は暑かったので3人で仲良くシャワーをしていた。4歳の長女”こっこ”とべらべらと話しているとあることに気づいた。ん?お腹がいつもより大きくないか。もともとぽっちゃりさんなのでとっても素敵なお腹の持ち主なのだが、いつもより張り出している気がする。気のせいかとも思ったが、ちょっときてと側に立ってもらい彼女のお腹を触ってみた。あれれ?かたい。かたいぞ。何度も言うが、彼女はぽっちゃり体形。お腹はぷにゃぷにゃ。寝る前に彼女のお腹を触ると副交感神経が優位になり眠気が促進されるくらいぷにゃぷにゃ。そんな僕の愛する"癒し系お腹"が固くなっているのだ。なんだこれはと思いつつ風呂を終えた。

 

その後ご飯を食べながら奥さんにお腹のことを聞いた。「そういえば5日間う〇ちがでてないのよ」なんてこった。これだ。これが原因だ。なんとこの年にして5日間の便秘症。対して僕のお腹は毎日いつも絶好調。そう、スーパー腸の持ち主だ。生まれてこの方37年間、スーパー腸様のおかげで楽しい毎日を過ごすことができている。それほど快適なトイレ生活の僕からすると彼女の腹事情がとても心配になった。5日間出ていないなんてありえない。考えられない。信じられない。そしてなによりも怖い。自称、胃腸科の専門医”とう”が動き出した。

 

よーし。おれが出してやる。

 

高らかに宣言し、誓ったものの僕は胃腸科の専門医ではなく、しがないただの営業サラリーマン。もちろん専門的な知識もなければ、更には便秘経験もない。そんな僕だが、独自の治療方法はすぐに頭に浮かんだ。

 

お腹を、もむ。

 

誰でも考え付くようなとんでもなく幼稚な考え。しかしスパードクター”とう”が考え出したその治療方法には自信があった。彼女が2歳の時も数日でなかった時がありお腹をもむという古典的な治療で押し出したことがあったからだ。そう信じ彼女に言った。よし。トイレの向こう側へ一緒にいこうじゃないか。

 

そうして一緒に入室し彼女を座らせた。もむ。もむ。もみしだく。5日間も出なかったお腹はめちゃめちゃ固い。信じろ。という言葉を僕は彼女にはきながら、親指・人差し指・中指のフレミングの法則を用いて揉みしだいた。ちょっといたいという反応はありながら10分間治療をしたが、まだお便りは届かない。ずっとトイレにいるわけにもいかないので一度休憩をしようと一緒に部屋に戻ろう。そういってトイレを出た。

 

15秒後、

 

 

 

 

 

あっもれそう。

 

 

 

 

そのままトイレに舞い戻り、事なきを得た。それからというもの僕は彼女のお父さんという肩書だけではなく、胃腸科の専門医という肩書を身に纏い、彼女から尊敬されているのは言うまでもない。

 

 

 

今日の写真は、

長男よう0歳♂

【クリームパンとはこのことだ】

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~叱る~育メンパパ”とう”の育児日記 part27

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

 

先週の出来事。

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

長男”よう”がうまれてからというもの、お姉さん2人はしっかり面倒を見てくれようとしている。二人とも弟に対する愛はすごく感じる。女の子だからなのかいつも気にしてくれているのだ。弟が泣き始めた時。長女はベビーベッドの前に立ち、頭をよしよし。完全なる救世主。4歳の母。どうしたの?”こっこ”がいるよ。大丈夫だよ。というとんでもなく優しい母性を存分に放ち、後光がさしている。神。長男にとって彼女は神様だろう。僕はなんて愛らしいんだと遠くから微笑んで見ていた。見ていると長男はミルクを口からたらりと流し始めた。飲みすぎなのか、吐きやすいのかわからないがほぼ毎回口から白い液体が出てくる。時には着替えが必要なほどだ。口からミルクが出てきたその時、長女はぽっちゃり体形をもろともせず、誰よりも機敏な動きを見せた。素早い屈伸でベビーベッドの下の段からミニタオルをぱぱっ。見えないスピードで口元にささっ。首元にも流れたのを見てとしゃしゃっ。なんていう俊敏さ。正確さ。落ち着き。優しさ。かわいらしさ。あまりにも素敵。惚れてしまいそうだ。

そういえばそうだった。思い出せば2年前、長女”こっこ”が2歳で次女が生まれたのだがそのころからあやしてあげるのが天才的に上手。2歳はまだあやされる側なのではないのか。という不安はいらなかった。お母さんがとられたと赤ちゃんに意地悪をしそうなもんだが、全くその素振りさえなかった。そのおかげで、ベビーベッドは一度も使う必要はなかった。そこら辺にごろごろさせて次女は育っていった。長女”ひっこ”の優しさのおかげ。そういえばあの頃からずっと優しい子なんだなと思いだしていた。

 

そんな長女の愛を受けた長男は泣き止み嬉しそうにしている。長女がその場を離れ再度泣き始めた長男”よう”。しかし、また救世主が目の前に現れた。次女”ひっこ”だ。彼女もまたベビーベッドの前に立った。なぜか腕まくりをしていた。彼女は突然、長男の右足を片手で持ち、上にあげて笑っている。救世主ではなさそうだ。しかし僕は彼女なりにあやしてあげようとしているんだろうと、もう少し見ていようと思った。すると彼女は足を離し、今度は右手をつかんだ。そして、なんと爪を立て「ガジっ」。突然響き渡る、これまでとは全く違う泣き声。僕にははっきり「いたーーーーい」と聞こえた。長男の右手の肌が白くなるくらいの力。右手は赤くなり、血が見えた。うん。これは確実に救世主ではない。しかし、なんてことを。コラーと怒って詰め寄ると部屋の端っこに猛ダッシュして隠れている。痛いことはダメ!と怒ったが、なんとも響いてない様子。

う~ん。この違いはなんだ。長女は痛いことなんて故意的には一度もしたことない。対して次女は長男に対してのみではなく、ことあるごとに誰彼構わず同様のことをする。なんなんだこれは。。。というかどうしたらいいんだ。僕や奥さんは悩んだ。痛いことをするときはダメなことだと何度も言うしかないという結論に至った。よくネットなどでそんな時は怒っちゃダメとか自分で考えさせるように話せとかいろいろな情報があるが、僕は言いたい。そんなんできるか!!赤ちゃんの血が出ているのを目の前に、「ひっこちゃんなんで「ガジっ」としちゃだめかわかるかな~?」なんて言えるか。あれは理想論だ。ちゃんと本人にこれはやってはいけないことなんだと何度も本気で伝え分かってもらうしかない、と僕は思う。だから僕はちゃんと目を見てしっかりと叱った。

でも分かっている。彼女は傷めつけたくてやっているわけではない。時には長男に優しく話しかけ、抱きしめてあげている。(非情に荒々しいが)本人としては弟が大好きなんだろう。でもどうやって可愛がればいいのかが分からないどうやって表現するかが分からないだけ。痛いことをしたときはしっかり叱るが、ちゃんと可愛がることが出来た暁には、叱る以上に誰よりも褒めてあげよう。そう心に決め、その日しっかりと叱った後、彼女をギューッと抱きしめた。

 

 

次の日の15時、、、

 

 

 

「ガジっ」

 

 

again

 

 

 

ベビーベッドを片付けるのはまだまだ先になりそうだね。

 

 

今日の写真は、

次女ひっこ2歳♀️

【わがままなのね】

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~こどもと寝る父さん~育メンパパ”とう”の育児日記 part26

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

 

一昨日の出来事。

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

毎日寝る時は、長女と次女と僕の3人がAチーム。長男と奥さんの2人がBチームで寝ている。理由は明確で長男はまだ0歳。2カ月のチビだから。まだおっぱいが必要だし、何よりも優しくも危険なお姉さまたちに潰されかねない。今はこれがベストなチーム分けと言えるだろう。奥さんが率いるBチームは安定感のあるとてもいいチームだ。一つの布団で僕たちとは別部屋で寝る。奥さんの寝息を聞きながら長男も気持ちよさそうに寝ている。長男は空気を読んでいるのか、まだ2カ月なのにも関らず夜に関してはほとんど起きない。ちなみに奥さんの方も眠りが深めの人。2人で力を合わせて睡眠という名の二人三脚リレーを毎日完走している。

問題は僕が率いるBチームだ。僕・長女・次女の三人四脚で毎日完走・・・・・が全くできない。3人それぞれが息を合わせてせーの!と足並みをそろえてスタートを・・・・しない。させてくれない。する気が無い。力を合わせる気が無いのだ。

まずは次女。彼女はいつも力強い。自分の睡眠欲がMAXになるまで歩いたりしゃべったり遊んだりし続けている。遊ぶのは不可能なほど暗くしているにもかかわらず暗黒の世界の中、僅かな光と居場所を見つけるのがうまい。睡眠時間はおもちゃは基本的に持たず、作らず、持ち込ませずだ。しかし、彼女にははおもちゃなんて必要ない。①長女の口と鼻の穴にに足の指を入れて激笑。②僕のシャツを手繰り上げお腹をあらわにさせ赤ちゃん時のおっぱい飲みの際に培った力を存分に使った吸引をはじめ激笑。③おのずからズボンを脱ぎさらにはオムツも脱ぎ捨て、眠たくてうつろな僕の顔を椅子と勘違いし、さらには”生”の状態を保ちつつ、ほっぺたにそっと座って激笑。僕はひんやりとした”生”を感じながら、11時までひたすら時が終わるのを待つという事さえある。

対して長女。彼女はいつもおしとやかだ。次女の激しい攻撃にめげそうになりつつも静かに眠ろうとトライしてくれる。しかし、彼女にはひとつ癖がある。その名も”とにかくどこかに挟まりたい癖”だ。少し眠たくなった時からそれは始まる。まずは手から。おもむろに僕の二の腕と布団の間に手を滑り込ませ、手の指をいもむしのように器用にくねらせながら、自分の腕が伸びるところまでぶっこんでくる。彼女の手が入ってきたことで僕の背中は浮いたような状態になり、僕はゆっくり寝るとは程遠い非常な不快な場所にワープする。僕の背中へ彼女の手は収納され、次に狙うは足。足は手よりひどい。初動が強く、ぐっぐぐぐっ!と僕の臀部めがけて突っ込んでくる。しかも彼女は生の肌を求めてくる。つまりズボンと布団の間ではなく、”尻肌”と”僕の大切な部分を隠す布”の間にぶっこんでくるのだ。これが痛い。爪が生肌にガリっときて叫んでしまうこともある。

ぼくの顔には次女の尻。ぼくの背中には長女の手。ぼくのお尻には長女の足。。よし、寝よう。。。

 

 

寝れるか!

 

 

疲れがとれないレム睡眠(浅い睡眠)の中で、三人四脚で朝まで走り切る日がくることを夢に見る。はい。今日も僕は睡眠不足です。

 

 

 

 

今日の写真は、

子どもじゃなくっってペンギン

【彼は無理やり玄関から突っ込まれ出れなくなったんだ】

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~長女vs僕~育メンパパ”とう”の育児日記 part25

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こんにちは 育メンパパ“とう”です。

 

先月の出来事。

 

僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。

長女4歳の話。4歳になるのでもうある程度のことはできる。着替えや片付け何でもできる。ただ彼女にはある特徴がある。泣き始めたらだれにも止められない。声の大きさはヤンキーの原付。泣く時間はお米を炊く時間を遙かにしのぐ。嫌気がさし誰かが怒ろうものなら、不良の原付はさらに改造を加え走り屋のスポーツカーへの革新を遂げ、お米が炊く時間程度で泣き止んでいたものが、保温をしてまわりがカピカピになるまでの時間へと化けるのだ。とてつもない声の大きさと長さ。これは0歳の時から変わらない。生まれつき持ったものとしか言いようがない。普段はあまり泣く方ではないのだが、泣きだすと止まらない。その時が来ればとにもかくにも泣く。泣く。泣くのだ。

以前は昼寝の後などは例外なく泣いていたが、寝起きがわるいからだろう。そんな時は時が過ぎるのを待つ。それがいい。本人も時がたてばすっきりした顔になる。それでいい。そんな時はスッキリするまで泣くがいい。

問題は何か悪いことをしたりこちらの言う事を聞きたくなくて泣く時だ。先日、僕はお風呂に入ろうと優しく問いかけた。最初の反応は、嫌だなという顔のみだった。しかし次第に彼女は不良に変身し、原付を乗り回し轟音を響かせ始めた。ひさしぶりだ。先に述べたようにこうなったらガス欠を待つのみ。しかしこの度の僕は違った。本当の意味で何故泣いているのかを突き止める。彼女の心を知るのだと決意した。

なぜか。僕は普段の子育てについて悩んでいた。自粛自粛で家で過ごす時間が増え、子どもたちは怒られる回数が増えていることだろう。そんな中どうしたら気持ちよく家で過ごすことが出来るか。そんなことを考えるうちに、僕は全く子どもの気持ちが分かっていないことに気が付いたのだ。僕自身の仕事でいっても何もわかっていないやつから指図されると全くいう事を聞かない。聞く気はない。それと同じではないか!

だから今回はあきらめないと決めた。分かるまでとことんつきやってやる。しかし、爆音を響かせている走り屋の彼女には僕の問いかけは全く届かない。しかし今日は分かるまで付き合うのだ。僕は彼女の前に腰を据えた。僕は風呂に入る前なので生まれたままの姿。彼女は上半身のみが生まれたままの姿。裸の付き合い。

ここからは半裸の4歳vs全裸の37歳。つやつやの黒髪vs坊主。98㎝ vs 181cm。タイマン勝負だ。序盤は、一進一退の攻防。彼女の声にならない泣き声きぇーーーいというストレートパンチ。僕の方はというと、なにが嫌でどうして泣いているか僕に話してごらん、僕が解決するよ、とジャブを打ち続けた。どちらもまだまだスタミナは残っている。5ラウンドが終わっても状況に変化はない。坊主&全裸のおっさんは分かっていた。我慢できなくなった方が負ける。これまでいつも僕は負けていた。泣き叫ぶ彼女を見てこれはだめだとあきらめ無視を決め込み嵐が過ぎるのをただただ待つというファイトスタイル。今考えてみるとそれは僕の完敗だ。僕はただリングからおりてロッカールームに帰っていただけ。これまでぼくは戦うことなくして負けていたのだ。不戦敗。彼女からするとなんだもうあきらめやがったかと今回も勝ったなと、嘲笑いながらリングを後にしていたことだろう。今回の僕は違う。”僕は泣き止むまでいつまでも待つ”という昭和のドラマさながらのワンシーンを彷彿とさせるような一言を彼女に告げ、裸の付き合いを再開させる。しかし僕の執拗な攻撃にもにもめげず、彼女はさらに轟音を響かせている。寒い。肌寒い。坊主&全裸には寒さが堪えた。

両者が戦いを初めて45分後、ついに相手のスタミナが切れ始めた。これが最後のチャンスだと僕は攻撃を強めた。僕は君が泣き止むまでいつまでも待つよ。僕になにが嫌なのか話してごらん。ひっくひっくと声を立てながら彼女は僕の目を見て泣き止んだ。勝ったのだ。僕は長い闘いに勝利し、ほっとした。そして、リングの上戦った僕たちはお互いを労った。僕はこどもにとっていい教えが出来た、そしてこれが彼女にも僕にとっても成長になるのだと感慨深く彼女を抱きしめた。

そして僕の再三にわたる問いかけ、なにが嫌でどうして泣いているか話してごらん。その質問の答えを彼女は最後にこう残してくれたのだ。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れた

 

   

 

 

今日の写真は、

長女こっこ4歳♀️、次女ひっこ2歳♀️

【石だけで遊べるやつらは天才なんじゃないのか】


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