~お姫様~育メンパパ”とう”の育児日記 part36
こんにちは 育メンパパ“とう”です。
最近の午後8時頃。
僕は3人子どもがいる。長女4歳、次女2歳、長男0歳だ。
長女と次女はディズニーが好きだ。僕は30歳になるまで一度もディズニーランドに全く縁が無かった。ディズニーランドと同学年という唯一の共通点があったものの、それまで行ったこともなければ行こうと考えたこともなかった。初めて行ったのは奥さんに誘われてのことだった。全く興味が無かった僕はいやだと言い続けていたものの結局行くことになったのだが、、、やっぱり僕には合わなかった。ディズニー好きの猛者達がよくいう事。①雰囲気を楽しもう→ちょっと苦痛。②並んでいる時間もいいもんだ→出来ることなら並びたくない。けっこう苦痛。③入った時のうきうき感がいいんだぞ→人の多さがとっても苦痛。④耳とかを付けて世界に入り込もう→理由なく、超苦痛。⑤ミッキーに手を振ろう→これまた理由はなく、超超苦痛。全部僕には合わなかった。帰宅後ぼくは奥さんに言った。「次は10年後だな」
奥さんは根っからのディズニー好き。子どものころからカウントダウンは家族とディズニー。どんなときでも中心はでぃずにー。いかなるときも夢の国でぃずにー。というだけあって、当然、義父母や妹もディズニー好き。そうこうしていると、長女が生まれた。僕の微かなる嫌な予感は見事的中し、奥さんと義父母は言った。「一緒にディズニーに行こう」
しがないサラリーマンの僕には断る権利もなく、長女がまだ1歳の時に行くこととなった。そして苦痛!苦痛!!苦痛!!!と思っていたディズニーへの絶大なる敵対心は一気に加速、、、、しなかった。しなかったのだ。入口を見た瞬間、長女のテンションは爆上がり泣いていた顔から光輝く笑顔に。キャラクターを見つけたら抱きしめてもらい「きゃっは」と激喜び。なぜなんだ。なんだこの国は。夢の国。。。夢の国なのだ!この世界に入るとどんなこどももなぜか笑顔になる。長女の笑顔を見ていると、かつての敵対心が消えていった。自分が楽しむという感覚は僕自身には合わなかった。しかし、他に例を見ない程にこどもたちが楽しそうにする姿を見ることが出来る場所。それが、ディズニー嫌いだった僕がディズニー好きになったきっかけだ。なぜこの場所はこどもたちをそうさせてくれるのか、非常に大きな好奇心とディズニーランドの本当のすごさを感じた旅行となった。
それからというもの、地方に住んでいるにもかかわらず、飛行機という空飛ぶ機械に高額なお金を支払うことで毎年旅行をしている。長女は4歳だが既に4回。次女は2歳だが既に2回。と、ディズニー大好き家族になりあがったのだ。
そうやって長女・次女はディズニーが好きになった。特に長女は根っからのファン。お姫様になるのが彼女の夢。毎日のようにディズニーのアニメを見る。美女と野獣の美女ベルが躍るシーン、シンデレラの王子様と踊るシーン、オーロラ姫の躍るシーン(記憶はあいまいだが)。踊るシーン。。踊るシーン。。もしや、と言う予感。ある日、彼女は言った。
長女「王子様、踊りましょう」
と手を出した。
・・・
ついにこの時がきてしまった。しかし、37歳181cm坊主の王子様は負けず嫌いだ。やってやるぞと、意気揚々と言った。
僕「お姫様、踊りましょうか」
と手を取った。
左手を長女の腰にまわし、右手は伸ばして彼女の手をとり踊り始めた。BGMは美女と野獣。彼女は本気だ。それはもうシンデレラのように、スカートをひらひらさせ、素敵なダンスを演出した。一日の中でその時だけお姫様になれる。素晴らしい時間じゃないか。彼女の望みをかなえてあげられる。と、思ったのは初日だけだった。
それ以降、次女も仲間に加わり2人して毎日のようにダンスを強要してくるようになった。1回ならいいが一回始めたら最後、各5回、つまり長女×5回、次女×5回の計10回を坊主王子は踊り続ける。毎日だ。きびしい。100歩譲って、回数だけならゆーっくり踊ればあまり体力を消耗することなく頑張れる範囲。しかし、王子様に対する要望が問題だ。要望は日に日にエスカレートし、結果踊る時に課せられた要望が5つ出来上がった。
~我が家の踊りタイム五か条~
一. 曲が終わるまでは必ず踊り続けること。
二. 曲中一回はお姫様がくるくると回れるように留意し、スカートが風になびくようひらひらを意識すること。
三. 彼女の両腕を持ち宙を浮かせることで、ただの踊りではなくアトラクション感覚を味わえるよう心がけること。
四. 終盤の盛り上がり場面においてはタイミングよくお姫様を天井近くまで持ち上げ、素敵な2人を演出すること。
五. ラストはお姫様の腰を持ち、イナバウワーのような態勢を拍手が鳴り終わるまで維持させること。
きつい
今日の写真は、
次女”ひっこ”2歳♀
【まさに夢の国なのです】